New Arrival -新着記事-
Voices -ご相談者様の声-
お仕事をしていて…
- コミュニケーションが苦手
- ミスや失敗が怖い
- がんばっても評価されない
- 自分に向かない仕事できつい
家事・育児・介護をしていて…
- テキパキこなせない
- 片付けられない
- ママ友や近所のつきあいが苦手
- 感情がコントロールできない
身近な人(子ども、家族、同僚等)のこころや発達が心配で…
- 人の視線が怖い
- 不安や緊張が強い
- 感覚が過敏である
- 物やスケジュールの管理が苦手
- 学校や仕事へ行かれない
- 友人や家族との関係がうまくいかない
- こだわりが強い
- 得意なことと苦手なことの差が大きい
はじめまして。湘南こころの保健室Join代表の青木です。
こんな困りごとをお持ちの方は「なぜなのか?」知りたいと思うのではないでしょうか。
臨床心理士・公認心理士として、また元養護教諭(保健室の先生)として、私がどのように考えているかをお話します。
困りごとの背景にある4つの「なぜ」
ご相談者様の悩みごとや困りごとが「なぜ起きているか(理由)」について、下の4つの仮説で考えてみましょう。
- 生まれつきの神経発達の特性(脳の個性)
- 生まれてからの経験の中で作られた”性格傾向”や”行動パターン”
- 状況に対する反応として生じている心身の状態(自律神経の状態)
- 人との関係性の中で起きているとらえ方
なぜ4つも考えるかというと、変えにくい「理由」と変えやすい「理由」があるからです。
上記の中では1が最も変えにくく、下にいくほど変えやすいと言えます。
より変えやすい「理由」(仮説)に基づいて対処できるなら、ご相談者様が、より早く、楽に、解決にたどり着けるので、それに越したことはない…そんな風に考えています。
そして、悩みごとや困りごとの理由は、「絶対これ!」と1つに絞れるものでもありません。
体の不調を治したくて治療や相談に行った時に、専門家ごとに違う「理由」で説明されて、何が本当かわからなくなった経験はありませんか?
立場によっていろいろな説明ができるということかもしれないし、実際に複数の理由が重なり合って起きているのかもしれないし、本当のところは確かめようもありません。
私は「ご相談者様が納得できて対処しやすいような理由の筋道を見つけたい」と考えています。
これから、4つの「理由」について、もう少し詳しくお話します。
生まれつきの脳の個性(神経発達の特性)について
生まれつきの脳の個性(神経発達の特性)に良し悪しはない
生まれつきの脳の個性(神経発達の特性)が影響して困りごとが起きている仮定すると、それ自体を大きく変えるのは難しいと言えます。
勉強をするとき、目で見ると覚えやすい人、人から聞くと覚えやすい人、書くと覚えやすい人…というぐあいに、脳が記憶しやすい入力方法は、人によって違います。このように、脳のさまざまな認知機能には、生まれ持った個性があるのです。
そして、神経発達の特性には、良いも悪いもありません。
コミュニケーションや同時並行でこなすのが苦手な方は、裏を返せば、自分が興味を持つ対象に集中し没頭するのが得意と言い表せます。
感覚が敏感な方は、ごちゃごちゃと刺激が多い環境には適応しづらいかもしれませんが、自分に合う環境にいられるなら、感覚の豊かさを活かして、他の人にはまねできない才能を発揮できるかもしれません。
「神経発達の特性がある」=「発達障害」ではない
神経発達の特性は、多かれ少なかれ誰にでもあるものです。
特性があるからといって、「発達障害」と診断されるわけではありません。
現在、精神科で用いられているDSM-5という診断基準を見ると、発達障害(正式には「神経発達症」)の一つである「自閉スペクトラム症」の診断基準には、以下のような一文が入っています。
症状は社会や職業その他の重要な機能に重大な障害を引き起こしている
「臨床家のためのDSM-5 虎の巻」2014年、日本評論社 「自閉スペクトラム症の診断基準」より引用
※DSM-5とは、アメリカ精神医学会作成の「精神疾患の診断と統計のためのマニュアル第5版」のこと
つまり、特性があっても、学業や職業などの社会生活に支障が無い場合は、発達障害と診断されないことになります。
神経発達の特性を「連続体(スペクトラム)」でとらえる考え方に
精神疾患の診断基準そのものも、近年の改定のたびに大きく変更されています。
かつては、神経発達の特性が、障害に「当てはまるか否か」を判定する形でした。
しかし現在は「白か黒かとはっきり分けられるものではない」と考えられるようになり、「連続体(スペクトラム)」としてとらえる考え方が支持されるようになってきました。
「連続体(スペクトラム)」とは何でしょう?たとえば「光のスペクトラム」である虹の色は、どこまでが赤でどこまでが黄色といった境界線を引くことはできずに、赤から紫まで色が変化していく、そのようなイメージです。
「自閉スペクトラム症」は、コミュニケーションの苦手さ、こだわりの強さ、感覚の敏感さや鈍感さが表れやすい発達障害です。このような生まれつきの脳の個性を持つ方が、程度の強い方から弱い方まで境界線を引かずに連続していて、さらには一般の「ちょっと変わり者」と思われている方に連続しているという考え方です。
下の図は、神経発達の特性をスペクトラムで表したイメージ図です。
特性の度合いが強くて生活に困難をもたらしている場合、「発達障害」と診断できるでしょう。
けれど「発達障害」と「一般人」との間に明確な境目はありません。
中間には、診断されるほどではないがある程度は特性を持つ、多様な人々がいると考えられます。
グレーゾーンの方は、所属する環境で「困り度」が変わる
発達障害の診断はつかないけれど、神経発達の特性が無いとも言えない「グレーゾーン」と呼ばれる方は、スペクトラムの中間あたりにいる方と考えることができます。
グレーゾーンだから「特性の程度が弱めで良かった」とも言いきれません。通常の一般人としてやっていけるのか、診断や支援を受けるべきなのかが明確でないために、最も悩みや苦労が多く、生きづらさを抱えやすい方々でもあるのです。
例えば、黄色の矢印で示したAさんのケースで考えてみましょう。
Aさんは得意と不得意の差があり、初めての人や場所が苦手です。でもルーティン化された同じパターンの工程をこなす仕事なら、慣れてしまえば飽きることなく、安定して働くことができます。
もし、Aさんが所属する職場が、毎日決まった手順で作業を行う業務形態であれば、Aさんは得意な力を発揮できるでしょう。
このとき「支障をきたす・困ってしまうライン」は下の赤線の位置にあると考えられ、Aさんは特性によって「困ることはない」、つまり「発達障害の診断にあてはまらない」状況と言えます。
反対に、Aさんの職場が、接客や営業など、臨機応変な対応が必要な業務環境だと、Aさんは困ってしまったり、疲れすぎたりするかもしれません。
そのとき、「支障をきたすライン」は、下の図のような位置にあると考えられ、Aさんは特性によって「困っている」、つまり「発達障害」の診断にあてはまる状況と言えます。
ひとりひとりの特性によって、合う環境・合わない環境は違う
神経発達の特性も、人によって様々です。
Aさんとは逆に、初めての人とでもすぐに親しくなれるBさんのケースを考えましょう。
Bさんは、好奇心が強く、目新しい状況でも人と積極的に関わり、はりきって仕事をします。けれど、単調な作業の繰り返しだと飽きてしまい、モチベーションが下がってミスが多くなります。
Bさんは、日々新たな刺激がある職場では、左下図のように「困らない」けれど、毎日決まった作業を行う職場では、右下図のように「困ってしまう」かもしれません。
つまり、その人の特性と、職場や業務の相性によって、適応できるか否かが変わってくるのです。自分に合わない仕事に就いたことをきっかけにメンタル不調などの問題が生じ、受診して初めて特性の存在に気づく方も大勢います。
合わない環境で「やればできる」を強いられる悲劇
ひとりひとり、職場環境の向き不向きがあるというのは、言ってみれば当たり前のことです。
けれど、今の大人が子どもだった時代には、「神経発達の特性」や「発達障害」という概念は、まだ一般的ではありませんでした。
ひと昔前までは、「どんな環境でも努力すれば適応できる」「適応できないのは本人の怠けやわがままのせいだ」というような見方が、まかり通っていた気がします。
もともとの認知特性に合わないことでも、「できないのはあなたが悪い」と責められ努力を強いられる「根性論」と「自己責任論」は、今もなお、完全になくなったと言えません。
このような過剰なストレスやトラウマ的体験の影響で、心身の不調や自己否定感情に悩み、メンタルクリニックを訪れる方々は本当に多く、都市部では予約がとりづらいほどです。
まじめで一所懸命ないわゆる「いい人」タイプの方が多く、がんばってもがんばってもつらい状況から抜け出せずに疲れ切ってしまっているケースが多いように感じます。
お子さんの場合は、合う環境を選ぶことも難しい
また、大人は仕事や職場を選ぶ余地がありますが、お子さんの場合、社会生活の場は学校であり、選択の幅はとても狭いです。
せいぜい公立か私立かを選べるくらいで、都市部以外では子どもが通える範囲に選択肢がないことも多いです。現実的には、学習環境が自分の認知特性に合わなくても、学校に「行くか行かないか」の選択しかない、という状況になりやすいのです。
ひとたび「行かない」ことを選ぶと、平日の昼間、学校に代わる子どもの居場所がほとんど無いことに驚きます。学習や人との交流ができる場所は塾やフリースクールぐらいで、地理的・経済的な事情などにより、利用できずに家庭にいる子どもも数多くいます。
その子どもの教育や成長を、家庭内で親だけが担うのはとても大変です。「学校に行かない」ことで生じる二次的な問題によって、子も親もこころを疲弊させてしまうのは、痛ましい状況です。
グレーゾーンの方こそ、自分を活かす道を選んで…!
そういう私自身も、「神経発達の特性が無いとは言いきれない」と感じています。
たとえば、新しいことに挑戦することは好きで、夢中になると集中力を発揮しますが、地道にコツコツ継続することは苦手な方です。忘れ物やうっかりミスも多い方です。
周りの人と同じようにできないところを気にして、「私っておかしいのかな」「どうして人並にできないんだろう」と、自分を責めたり悩んだりした時もありました。
脳の神経発達の多様性について、学んだり、いろいろな人と話したり、私なりに自分事としても考え続けて今に至ります。
今は、自分の脳の個性を活かす方法を探しながら、「正しく」なくても「楽しい」道を、自分なりに歩いていきたいと思っています。
私と同じように、人と違う個性に悩む方にこそ、自分の強みを見つけて活かして、元気に輝いてほしいと願っています…!
生まれてからの経験の中で作られた性格傾向や自己評価について
個性×環境(周りの人々の反応)の積み重ねで、”性格傾向”がつくられる
生まれつきの脳の個性に良し悪しはないのですが、その個性に対する「周りの人たちの反応」を見ることによって、本人の中に、良し悪しの価値や評価が刻まれていくことがあります。
周りの人と違う個性を「いいね!」と言ってくれる人たちの中で過ごしていたら、自分の個性に好感を持って、「楽観的」で「積極的」になるかもしれません。
反対に、周りの人とは違う自分の個性を「恥ずかしい」「かわいそう」「おかしい」と扱う人たちの中にいたら、そんな自分に自信が持てず、「不安」「緊張しやすい」「消極的」になるかもしれません。
つまり、周りの人と違っている自分の個性や特徴に対して、周囲からのネガティブな反応に多く長くさらされていると、自己評価が下がって自分を否定する気持ちが強くなり、「生きづらい」と感じるリスクが生じると言えるでしょう。
性格は、これまで経験してきた筋道の結果できている
神経発達の認知特性は生まれつきのものですが、性格傾向は、周りの人との関係の積み重ねを通して、大人になる頃にできあがるものです。
ここに、生まれつきの特性を多少持つ、いわゆるグレーゾーンのCさんがいたとします。子ども同士の輪に入っていくより一人で遊ぶ方が好き、とか、うっかりミスが多くて片づけられないとか、何かしら「他の子のようにできない」と見られる特徴があったとします。
もしもCさんの個性に対して、親や友人など周囲の人々が、否定的な反応を繰り返したらどうなるでしょう?
Cさんは、「自分は価値が無いダメな人間だ」と思うようになったり、周囲に対して安心感や信頼感が持てなかったり、周りの人に自分の素の姿を見せることを恐れて隠したり、常に不安ではりつめた緊張状態が続く…。そんな生きづらい状況になりかねません。
その結果、Cさんが「内気」や「消極的」という性格傾向になるかもしれません。
さらにそれでは終わらず、Cさんは、今度は「内気で消極的な性格だからダメなんだ」と、自分の性格を否定し「がんばって変えなきゃ」と思うかもしれません。まじめで誠実なタイプの方ほど、疲れ果てて倒れるまで頑張り続けてしまい、心身の不調をきたしてしまうことがあります。
Cさんのように自信がなく自分を責めてしまう方は、いったん立ち止まって、こう考えてみてはいかがでしょう。性格傾向は、困りごとの「原因」なのではなく、自分がこれまで過ごしてきた環境の中で、精いっぱいの努力と対処をしてきた「結果」なのだ、と。
「結果」には、そこに至るまでの筋道があります。それを無視して「結果」だけを変えようとしても難しい…。努力の方向性が違っていたら、徒労に終わってしまいます。
自分に「自信がない」方や、自分の個性や性格傾向を「変えたい」と思っている方は、本当に変えるべき点はどこなのか、もう一度考え直してみませんか。
個性や性格など変わりにくいものを変えようとすると「困難な目標設定」になりやすいのです。
次の段落から、自分が課題に感じていることを「変えやすい」「解決を見つけやすい」見方やとらえ方についてお話します。
状況に対する反応として生じている心身の状態(自律神経の状態)
自律神経を3つの状態で理解するポリヴェーガル理論
自律神経の働きについて、従来は「交感神経」と「副交感神経」の2つがバランスをとっていると考えられてきました。
しかし、アメリカのポージェス博士が1994年に、自律神経には上述のような3つの状態があることを提唱してから、それまで説明がつかなかったことも説明可能になり、近年は心身の理解と治療の分野に大きな影響を与えているのです。
外敵から身を守る自律神経と、3つの状態
「状況に対する反応としての状態(自律神経の状態)」とは、体が危険から身を守るための防御システムによって生じる反応のことです。自分の意志とは関係なく、自動的にバランスをとろうとする体の仕組みを、自律神経がコントロールしています。
例えば、ウイルスが体内に侵入した時、体は危険な異物を特定し、熱を出して死滅させようとしたり、鼻水やくしゃみで外へ出そうとしたり、免疫システムで対処して、健康を保とうとします。
生体の防御システムは、ウイルスのような異物の侵入だけでなく、ストレスや精神的なショックなど、目に見えないメンタルの”外敵”による侵襲に対しても作動します。
危険な状況だと察知すると、「逃げる」か「戦う」かで対処しようと交感神経が活発に働きます。この状態を、赤モードと呼ぶことにします。
赤モードの時には、呼吸や心拍が早くなる、周囲の物音を敏感に聞き分けられる、お腹が空かない、眠くならない、など、身体とこころが臨戦態勢になります。
それでも危険を回避できず、死にそうな危機や恐怖を感じると、今度は副交感神経の中の「背側迷走神経」というところが作動し、急ブレーキをかけます。この状態を青モードと呼ぶことにします。
青モードの時には、痛みもつらさもない、感情もわかない、こころと体がマヒしたような状態になります。つら過ぎることから身を守っているのです。
危険が去って、安心できる状況になると、副交感神経の中の「腹側迷走神経」が働きます。この状態を緑モードと呼ぶことにします。
緑モードの時には、人と交流したい意欲がわき、人からの愛情も感じられ、食欲もわいて、人との会食を楽しめるような状態になります。
人のこころと体の状態は、その時々の外界との関係によって、赤・青・緑のモードを行き来しているのです。
3つの状態のバランスが崩れて、メンタル症状に見えることも
平常時は緑モードで、いざという時に赤モード、ごくまれな緊急事態で青モード、という風に行き来するのは、普通の防御反応です。
けれど、強いストレスが続き、赤モードで対処しても解消しないことが続くと、赤モードが常態化して、自律神経のバランスが不調和な状態になります。
具体的には、食欲がわかない、眠れない、動悸、過呼吸、感覚過敏など、メンタルヘルスの悩みにつながるような状態が起きやすくなります。
また、それでも状況が改善しないとモードが切り替わり、青モードで対処する場合もあります。
具体的には、意欲の低下、感情がわかない、記憶できない、感覚が鈍い、急に寝入ってしまう、生きている実感がわかない、というようなメンタルヘルスの状態が起きやすくなります。さらに、この不快な感じを取り去ろうとして、自傷行為や過剰服薬、自殺企図などの問題が起きてくることもあります。
このように、自律神経のモードが赤や青に傾くのは、つらい環境に対処するための体の工夫であり、生理現象なのです。ただ、それが一過性ではなく続いてしまって、心身の不調に悩まされる場合には、緑モードの状態、つまり、こころと体が安全な環境で、安心感を持てる状態にすることが大切です。
危険に怯えた状況のまま、服薬や相談だけを行っていても、解決は難しいことが多いのです。
自分の性格や弱さなどこころに「直すべきところ」があるのではない、暑い時に汗が出たり寒い時に鳥肌が立ったりするのと同じような生理的反応として困りごとが起きているのだ、と考えるので、状況が変われば困りごとも変わると思えてきますね。
人との関係性の中で起きているとらえ方について
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と言ったのは、アルフレッド・アドラーという心理学者です。
今まで例に挙げて来た困りごとたちをもう一度眺めてみましょう。自分自身の性質かのように見える「不安になりやすい」「こだわりが強い」「自信がない」なども、そう思うに至るまでの文脈を丁寧に見ていくと、周りの人との比較や調和の難しさなどから生じてきたととらえられることがあります。
仮に「生まれつきだ」ととらえると、変えるのは困難で「仕方がない」と諦めるしかありません。
でも「人との関係の中で起きているのだ」ととらえると「関係性が変われば変わりうる」と希望が生まれます。
このような見方は、臨床心理の分野では「家族療法」という心理療法の流れをくむ考え方です。「システムズ・アプローチ」「解決志向アプローチ」「ナラティブ・アプローチ」など、ブリーフ・セラピー(短期療法)と呼ばれる手法を用いるセラピストは、関係性を重視する立場を支持しています。
生まれつきの特性や、成長過程での経験、環境に対する防御反応、対人関係など…。悩みごとの「原因」と呼ばれるものは、複雑にからみあい、様々な見方ができます。
それらをていねいに聴き取る「傾聴」、背景や理由をときほぐす「見立て」、適切な対処を行う「介入」などが、私たち臨床心理士や公認心理師が行う専門的な心理援助です。