セラピー・メニュー

Joinで行うセラピー

Joinのセラピーは、特に下のような方々の「利用しやすさ」を意識して、構成しました。

  • 得意なことと苦手なことの差が大きい方
  • 敏感さや繊細さがある方
  • つらい出来事の影響で、不安や過敏さが高まっている方

このような方は、セラピーの必要性が高いにもかかわらず、従来の座って見つめ合って話すカウンセリングのスタイルでは「緊張する」「落ち着かない」と感じやすく、心理支援サービスとつながりにくいと考えるからです。

このような方々の支援のヒントになるのが、下に引用するポリヴェーガル理論の考え方です。

「絆の形成は、生物学的な必須条件であり、それを達成するためには、人々に「安全である」と感じてもらえるよう尽力していくことが重要である」

ステファン・W・ポージェス著 花丘ちぐさ訳 2018年 『ポリヴェーガル理論入門 心身に変革をおこす「安全」と「絆」』春秋社 

その方が緊張した不安な状態でいると、どんな良いことをしても効果が得られないので「安全で安心な感じ」を持てるようにする、という考え方です。このような考え方をご説明すると、多くのご相談者様に受け入れられやすいと感じています。

対話セラピー(カウンセリング)

Joinでは、まずはいらした方のお話を、とことんよく聴きます

聴いてもらうことで「自分はここにいていいんだ」「自分がやってきたことは、間違っていなかったんだ」と感じられると、自尊心が回復して、心が働きやすくなります

その後、セラピストからも質問や確認をしながら対話を進めます。

そして、その方が「グルグルと同じことを考えてしまう」思考から脱け出し、今後の道筋やアイディアなど、創造的な思考が働く心のゆとりを作っていきます。

この作業は、行ったり来たりを繰り返しながら進む場合が多いので、セラピストはその方のペースに合わせます

それによって、その方は「セラピストから押しつけられた答え」ではなく「自分が生み出した答え」を手に入れることができます。

Walk & Talk セラピー

歩きながら話すセラピーは、ヨーロッパやアメリカを中心に、公園や自然の多い散歩道などで提供されています。

このセラピーには、以下のような利点があります。

1⃣ 運動による効果で、抑うつ気分や不安感が減る、認知機能がアップする

2⃣ 不安で敏感なタイプの方は、視線から解放され、リラックスしやすい

3⃣ 「自然による癒しの力」を得ることができる

4⃣ レクリエーションや余暇のような感覚が得られ、活力や意欲がアップする

5⃣ お互いを一人の人間として感じられ、信頼関係を築ける

また、うつ病患者を対象としたアメリカの研究によると「都市を散歩するよりも自然の中を散歩した後の方が、記憶能力が改善した」と報告しています。

Joinの近くには海辺の散歩道や公園があり、歩くのに適した環境です。

Walk&Talkセラピーについて、詳しくはこちら

臨床動作法

動作法は、脳性まひ児の体の不自由が、心理的な援助によって改善するという発見から生まれました。

そして動作法は、肩こり、腰痛、四十肩、歩行困難、不眠など、一般の方々の体の不調を治すことも確かめられました。

体の動きが改善すると、同時に心の問題や対人関係も改善することがわかり、知的障害、発達障害、統合失調症、神経症、うつ病、心身症、高齢者、スポーツ選手など、多くの対象に用いられるようになりました。

気分の改善、自己コントロール感、自己肯定感、落ちつき、他者とのコミュニケーション力など、動作法がもたらす変化は多岐にわたります。

クライアントが自己調整の仕方を体験しながら身につけられるので、1つの動作を改善するだけでも、様々な側面へと効果が及ぶと考えられています。

また別の利点として、特に言葉で話さなくても、体の動作を介してセラピーが成立する点があります。

ご本人が悩みごとと意識しなくても、心の疲れや緊張は、必ず体や動作の不調として表れます

当ルームでは、動作法を行うことで体が気持ちよく動かせるようになると、身も心も軽くなるという良い循環が起こるようにしていきます。

その他の身体アプローチ法

呼吸法

心の状態と呼吸の仕方は相互に関連しており、呼吸の仕方を変えることで気分を変えることができます。

たとえば、人は喜びを感じている時には、規則正しく、深く、ゆっくりとした呼吸になります。

不安や怒りを感じている時には、不規則で、短く、速く、浅い呼吸になります。

よって、深くゆっくりとした呼吸パターンを繰り返すことによって、気分を快適にすることができるのです。

女性 白ワンピース

ゆっくりと呼吸すると、生理学的には、自律神経の「消化と休息」を担う迷走神経腹側枝が刺激され、気持ちが落ち着き始め、気分がよくなり、合理的に考える能力が戻ってくると説明されます。

また、心理的側面への効果としては、呼吸に受動的な注意を向けることにより、心身への気付きが高まり、内省力、創造性、問題解決能力なども高まると言われています。

筋弛緩法

人は、自律神経系の働きや姿勢の歪み、ストレス反応などの影響で、意識しないうちに自動的に筋肉を緊張させていることがあります。

こうした緊張は意識的に抜こうと思っても簡単に抜けるものではなく、慢性的なコリや痛みの原因になったり、雑念やイライラなどの心理的緊張の原因になったりします。そのため、この不随意の緊張をゆるめることが、心身の健康に大きな意味を持ちます。

筋弛緩法は、筋肉の特性(意識的に力を入れてその後脱力すると、それにつられて各部位の不随意の緊張がゆるむ)を利用しています。

自律訓練法

自律訓練法は「心身のリラックス健康法」「心の体操」などと呼ばれ、医療・健康分野だけでなく、教育や産業、スポーツ領域でも広く活用されています。自己暗示の練習によって段階的に全身の緊張を解いていく訓練法で、疲労回復やストレス解消などの効果が期待できます。

継続的に練習を行い、習得すると期待される効果として、次のような例が挙げられます。

  • 知的側面:注意力の増大、記憶力の改善、課題対応能力の向上、学業成績の上昇
  • 社会的側面:対人関係の改善、態度や意欲の向上、自発的活動の増大
  • 心理的側面:不安の減少、情動の安定、攻撃性の減少、欲求不満耐性の上昇
  • その他:刺激対応の柔軟性の増大、スポーツ成績の向上、創造性の開発

TFT(思考場療法)/タッピングセラピー

心と体が不快感やストレス状態にさらされている時に、体の「ツボ」と呼ばれるポイントを自分の指でタッピングすることで、苦痛を軽減します。

特長として、手順がシンプルで速効性があること、副反応のような害が少ないこと、他の方法と組み合わせやすいこと、誰でもセルフケアとして使いやすいこと、などが挙げられます。

適用範囲も広く、トラウマ的ストレス反応、恐怖症、不安、怒り、悲しみ、罪悪感、抑うつ、身体的疼痛、強迫、パニックなどの困りごとへの対処のほか、スポーツや仕事の能力向上や、内戦や災害後の人道支援の現場でも役立てられています。

自然セラピー

自然セラピーとは、自然環境や自然由来の刺激によって生理的にリラックスし、免疫機能が改善する「予防医学的効果」が得られるという概念です。

人は、その進化の過程の99.9%以上を自然環境下で生活してきたため、自然環境に適した生体システムを備えていながら、都市化された現代社会を生きているため、日常的に強いストレス状態にあると言われています。

欧米では2000年代に「自然欠乏症候群」という考え方が注目されました。日本では、千葉大学の自然セラピープロジェクト(http://www.fc.chiba-u.jp/research/naturetherapy/research.html)や日本衛生学会森林医学研究会などで、様々な実証研究が報告されています。

自然セラピーで得られる主な効果は以下の通りです。

【生理的な効果】

  • ストレス状態を緩和させる
  • リラックス効果をもたらす
  • 自律神経、血圧、ホルモンなどの生理的状態を、高すぎるものは下げ、低すぎるものは上げて、ちょうど良い状態に整える
  • 免疫機能が改善し、病気になりにくくなる

【心理的な効果】

  • うつ症状の軽減
  • 自尊心の向上
  • 社会的なつながりの改善
  • 幸福感の向上

自然セラピーの第一人者である宮崎は「3種類の自然」という考え方を提案しています。

① 大きな自然(木造建築物、森林)

② 中程度の自然(公園、庭、テラス、ベランダ、バルコニー)

③ 小さな自然(エッセンシャルオイル、花、木製品、盆栽、自然の写真や映像)

大自然に行かれなくても、小さな自然と親しむことで、十分なリラックス効果が得られるとの実証研究があります。

1セッションの時間と料金   

セラピーメニュー 60分   10000円

※セッションは、何名で参加しても同一料金です。

 ご家族、親子、カップル、友人同士など、お好きな方と一緒にご参加ください。

※屋外のセッションはペットとご一緒の参加もOKです。ただし、安全確保はご自身の責任の下に、ご参加お願いします。

セラピー(カウンセリング)のお申込み方法

ご予約の受付は、メールまたはLINE公式アカウントからお願いします。→こちら

※文献・出典

  • こころもメンテしよう~若者を支えるメンタルヘルスサイト~ 厚生労働省公式サイト
  • ブリーフセラピー入門 日本ブリーフサイコセラピー学会編 2020年 遠見書房
  • セラピスト入門 システムズアプローチへの招待 東豊著 1993年 日本評論社 
  • 学校で使える5つのリラクセーション技法 藤原忠雄著 2006年 ほんの森出版
  • アメリカサイコロジカルサイエンス アメリカ心理学会 掲載論文
  • 動作療法 大多和二郎 ブリーフセラピー入門第13章 2020年 遠見書房
  • 森林浴 李卿著 2020年 まむかいブックスギャラリー
  • 呼吸法はなぜ、ストレス軽減に効果的なのか~感情をコントロールして長期的にレジリエンスを高める エマ・セッパラ他 2020年 Harvard Business Review https://www.dhbr.net/articles/-/7237?page=3
  • eヘルスネット 厚生労働省 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-024.html
  • Eco-therapy: The Walking and Talking Cure Manfred F. R. Kets de Vries 2016 https://knowledge.insead.edu/blog/insead-blog/eco-therapy-the-walking-and-talking-cure-4743
心と体の不調や人間関係に悩む女性のカウンセリング/メンタルトレーニング/心理検査/各種セラピー
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