新生活の疲れやストレス、どう対処する?

4月は学生さんなら進学・進級、お勤めの方は就職・異動など、新しい立場や環境での生活がスタートする季節。

新年度が始まって1か月経ち、「疲れた」「やっとGWまでたどり着いた」という方も、多いのではないでしょうか。

でも、例えばこの休日を「どう過ごすべきか?」悩む方も少なくないようです。

休日は、遊んだ方がいい?休んだ方がいい?

学校や仕事の日に張りつめて生活をしてきた分、休日になると疲れがどっと出ることはよくあります。

動く気力がないので家でゴロゴロして過ごすと、「せっかくの休みに、何もできなくて虚しかった」「以前なら休みの日は遊びに行って充実してたのに」と、家で過ごした自分に否定的な気持ちが湧いてしまう、とおっしゃる方は多いです。

では逆に、疲れているけれど頑張って出かけた人はというと、「人ごみにイライラした」「疲れ果てた」「友人と会っても以前ほど楽しめなかった」などと、楽しめなかった自分に対して「ダメだなあと思ってしまう、という方も多いのです。

では、休日をどのように過ごしたら、そこそこ良い気分になれるのでしょうか?

過去に経験した「理想の休日」と比べない

上の2つの例はどちらも、「休日は充実して過ごすのが良い」という理想イメージがあって、「それに比べて今の自分の休日はダメだ」と感じているように見えます。

でも、人間の体調も気力も、日々の周りの環境や気候に合わせて変化しているもの。

常に「理想の休日」を作り出せるコンディションでいられないのは、むしろ自然なことです。

いつかの「理想の休日」を振り返ってみると、気力も体力も満ちている時期に、経験できたものではなかったでしょうか。

新生活の緊張やストレスに耐えてしのいでいる今は、そこまでのエネルギーを休日に割けないのも当然です。

「省エネモードの休日」くらいに、少し目標を下げて考えると、ちょうどいいかもしれません。

何をして、どう過ごしたらよいか

「省エネモードと言われても、何をどのくらいやったり、やらなかったりしたらいいのかが、わからない」

相談の場でお話していると、そうおっしゃる方は多いです。

ひとつの目安は、「自分がやりたいか」よりも「自分がいい気持ちか」に注目することです。

「やりたいか」で考えると、理想像を考えて「やるべき、やりたい!」と思ってしまいがちです。

それよりも「これをやってる時の自分って、いい気持ち?それともちょっと嫌な感じ?違和感はない?」という風に、自分の身体や感情の反応を注意深くモニタリングするイメージです。

今、自分にとって「いい感じ」のことを選ぶ

学校や仕事がある日には、周りの人やルールに合わせなければならないので、自分にとって嫌なことでも我慢して受け入れている場合が多いと思います。

自分にとって違和感や嫌な感じがすることに耐えていると、無理をしているので当然、疲れが溜まります。

でもお休みの日には、できる限り、今の自分が「気持ちいい!」と感じることを選びながら自分のペースで過ごせる時間を、ほんの少しでも持つことを、お勧めします。

そうやって、自分の身体と心が喜ぶ方へと動いていくことは、自分を大切にすることにつながり、自己肯定感を強くします。

「二度寝したい」と思った時に、自分の声にこたえて眠り、「気持ち良かった!」と感じたり。

「少し歩きたい」と思ったら行先の無い散歩をして、体を動かした後の心地よさを感じたり。

その時に、「昼から寝てだらしない」とか「何の目的地もなく無意味だった」という風に「理想」と比べる考えが浮かぶと、落ち込んだり疲れたりしてしまいます。

「今日は気持ちいい感じを優先する日だから、これでいいんだ」と、「理想」を考えたがる自分を、少しお休みさせられるといいですね。

オフの時には「した方がいいこと」ではなく「気持ちのいいこと」をする

「すべきこと」ではなく「今自分が気持ちよくなること」を選んで行う、という風に休日を過ごしていると、「自分にとっていい感じか」に気付くセンサーの感度が上がっていきます

そうすると、休日だけでなく、仕事の合間のちょっとした休憩時にも、自分を心地よくする方法が身につき、いずれはストレスに負けないメンタルを持てるようになるでしょう。

まずは休日に、自分が「いい感じだな」と思う瞬間を、探してみませんか。

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