ボディ・コネクト・セラピーは、日本語で「統合的身体志向心理療法」という新しい心理療法です。
藤本昌樹氏(東京未来大学教授・シーディングリソース代表)が開発した、日本発祥の新しい心理療法です。
従来から効果的だったセラピーに、新しい概念を加えて考え出した、身体から働きかける心理療法(ソマティックサイコセラピー)です。
ボディ・コネクト・セラピーのWEBサイトでは、以下のように説明されています。
・一昔前までは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)は治療ができないものだと考えられていました。しかし、その後、様々な発見とともに、トラウマに効果的な心理療法が開発され、また、それらが他の多くの心理的な問題にも効果的であることが研究や臨床的な成果から明らかになってきました。
・ボディ・コネクト・セラピーでは、愛着理論、ポリヴェーガル理論を下敷きにし、海外のエネルギー心理学(タッピング)や東洋医学の科学的な研究、眼球運動(両側性を主流とした刺激ではない)、ボディワークを活用していますので、統合的心理療法となっています。
・トラウマ、不安、心因性の身体症状を中心に使われていますが、医師や臨床心理士の事例からは、解離性障害、解離性同一性障害に効果的に適応できることが報告されています。・特徴は一つ一つのトラウマ記憶の処理にかかる時間が圧倒的に短いこと、活性化が出にくいこと、解離を起こしにくいように工夫されていることなどです。
https://bodyconnecttherapy.tokyo/home/ 「ボディ・コネクト・セラピー」WEBサイトより抜粋
私は以前、開発者の藤本先生が講師を務めたTFT(思考場療法:ツボをタッピングするセラピー)の研修に参加した際に、ボディ・コネクト・セラピーについて紹介を受け、「いつか学びたい」とチャンスをうかがっていたのです。
トレーニングの中で、私自身もセラピーの受け手役を体験しました。
思い出すと嫌な気分になるストレスフルな出来事や、なかなか忘れられずに自分を責めてしまう苦い経験などをターゲットにして、セラピーを受けました。
ネガティブな感情の「圧」や「熱」や「ガスの滞留」とでも言うような言葉ではうまく説明できない圧迫感が、処理されるうちに、遠く、小さくなったと感じられる体験をしました。
このトレーニングは、セラピストとしての知識や技術を学んだだけでなく、多少の傷を負いながら試行錯誤で人生を歩んでいる一個人としての私にとっても、有意義な時間でした。
当ルームでは「話さないカウンセリング」「身体アプローチ」のひとつの方法として、今後はボディ・コネクト・セラピーも取り入れていきます。