研修修了のご報告
このたび、『ホログラフィートーク』という心理療法のトレーニングを修了し、セッションが受けられる機関としてウェブサイトに掲載されました。
https://www.holographytalk.com/therapists。
私自身、この技法を学ぶ中で、過去の出来事をきっかけに抱えたイメージが、現在の自分に影響を与えていることに気付きました。
そして、今まで抱いていた「過去のイメージ」が変化すると、現在にもおのずと変化が生じ、新たな流れが生まれることを実感しています。
ホログラフィートークとは?
ホログラフィートークとは、トラウマ(過去の未解決な感情や傷つき)を処理し、回復を援助する心理療法で、日本人の嶺輝子氏が考案しました。
多くの心理療法は、セラピストが提供する対話や訓練を通して、ご相談者様に変化をもたらす形です。
一方、ホログラフィートークでは、ご相談者様がご自身で、感情や身体症状の意味を読み取り、解決し、自らを癒すプロセスを行っていきます。
セラピストはそのプロセスを援助するガイドやコーチのような役割を務めます。
ホログラフィートークの特徴
- 現在の気になる「症状」などの断片に光を当てることで、トラウマの全容が現れます。
- ネガティブな感情や体の症状を「消すべきもの」「悪者」ではなく、「問題の原因や解決法を教えてくれるリソース」ととらえ、活用します。
- 軽い催眠状態でイメージを用いることで、フラッシュバックなどのリスクを小さくし、安全に対話が進むよう構築されています。
- 問題の起源を探り、解決し、未来のための新しい解決策を見出すまでを1回(約90分)のセッションで行います。
- 「何をやってもなかなか効果が出ない」「うまくいかない」ということが繰り返し起こる方には、「心理的逆転」という状態が生じている場合があります。そのチェックと修正を行うプロセスを含んでいます。
ホログラフィートークのトレーニングを受けて、思うこと
私自身、このトレーニングを通じて、過去と現在、体と心など、様々なことがつながっていることを再確認しました。
「過去は変えられない」という言葉がありますが、その過去をイメージしているのは現在の自分です。
過去に起きた客観的な事実(物理的現象や人の行動など)を変えることはできませんが、その出来事に意味づけをして保管してきたのは今までの自分です。
そして今再び思い出す時に浮かぶ内容は、過去の事実そのものではなく、今の自分の中にあるイメージなのです。
イメージに変化や動きが生じ、滞っていた物事が流れ出すと、ご自身の中にある「解決に向かうためのイメージ」にもアクセスしやすくなるかもしれません。
今後はJoinでもこの技法を活かし、皆さんが自分らしく生きていくお手伝いをしてまいります。
≪参考文献≫
ホログラフィートーク公式サイト https://www.holographytalk.com/
「新しい日本の心理療法 臨床知の発見と一般化」 池見陽・浅井伸彦著 第5章 ホログラフィートーク 嶺輝子著 (2022年) 遠見書房
「こころの科学 発達性トラウマ障害のすべて」杉山登志郎編 ホログラフィートークの可能性 嶺輝子著(2019年)日本評論社



