私は平塚商工会議所女性会に加入してるのですが、先月、会員同士が学び合う企画「かいいんゼミ」で講師をする機会をいただき、「働く人のメンタルケア講座」というタイトルで、講義とワークを行いました。
女性経営者が抱えるメンタル面の問題意識
ご参加のメンバーには女性経営者の方も多く、
「(知り合いや従業員など)悩んでいる人に、どう対応してあげたらいいのかわからない…」
「こういう話を聞ける人ってなかなかいなくて…」
・・・等々、ご自身のこと以上に周りの人への対応方法に悩む方が少なくないようでした。
私が日頃、ご相談者さまのお悩みを聞く中でも
「上司の圧が強くてつらい」
「職場の人たちの理解が得られない」
「怖くて困っていると言い出せない」
等の話が耳に入ってきます。
組織の中で人を管理する立場の方々がメンタルヘルスの知識を持ってくだされば、
誰もが居心地よく感じられる職場づくりの実現に向けて、小さな一歩になるかもしれない・・・
そんな思いも心の片隅に置きながら、お話させていただきました。
「メンタルの話を聞くのは初めて」という方がほとんどでしたが、興味を持って聴いていただけたようでホッとしました。
人の悩みを聞く時、アドバイスする?しない?
人から悩みを打ち明けられた時に、聞き手がアドバイスをする場合と、傾聴する場合との違いを体験するワークも行いました。
その場で感じたことをシェアしていただくと、
「アドバイスをされたら『自分はダメなんだ』と落ち込む」
「助言されると『そうじゃなくて』と言い返したくなる」
等の、率直な感想が多く出ました。
皆さまが積極的に参加してくださったおかげで良い会となり、本当にありがたく感じました
以下、終了後の感想文の一部をご紹介します。
- メンタルの状態を3色に分けて説明をしてもらってわかりやすかったです。人と接する時に相手の状態が赤なのか、青なのかを考えて接することが大事だなと思いました。
- 家族間でも役立てようと思いました。「ダメな性格」と見るのではなく、神経系でとらえてみます。
- 傾聴のエクササイズを通して、まずは人の話を聞いてあげることが大切、そして相づちを打つことの大切さも実感しました。
- 社員と話をする時は傾聴を心がけたいと思います。とても勉強になりました。