「合わない」上司との付き合い方のポイントは?(後編)

「合わない」上司との付き合い方のポイントは?(前編)では、上司への対応のポイントとして、以下のようなことをご紹介しました。

前編でご紹介した【苦手な上司対応のポイント】

1.表面上は丁寧に(尊重していることが伝わるように)接する

2.距離(間)をとって、観察・分析する

3.会話のキャッチボールが難しい場合は、ひとまず口をはさまず聴く側に徹する

4.二人きりで話さない

詳しくは、こちらをお読みください。

前編では、上司と自分、二人の間をどうしていくかという工夫についてのお話でした。

後編では、上司と自分を取り巻く周辺に目を向ける対処法をご紹介します。

苦手だと思うほど、苦手な人しか目に入らなくなる

上司に限らず、「あの人のこと苦手かも」と意識し始めると、その人が目に付いてしまうことはありませんか。

なるべく関わりたくないと思っているのに、やけに視界に入ってくると感じたり…。

でもそれは、生物が身を守る仕組みとして、自然なことと言えるかもしれません。

なるべく早く危険を察知して回避するために、苦手で不快なことに対してセンサーを高くすることが、生き残るために重要だからです。

けれど、危険を感じたからと言って、すぐに逃れられないのが人間の難しいところ。仕事の付き合いとなれば、なおさらです。

苦手な人に注目し、ますます「やっぱり無理だわー」という気持ちを強めていく。

またはそんな自分が嫌になってつらくなる。

このような悪循環にハマると、視野が狭まり、出口が無いように感じてしまうことがあります。

別ルートからの上司対応 ~直球勝負を避ける方法~

視野が狭くなると目に入らなくなりやすいのですが、実際には、あなたと上司はこの世に二人きりで向き合っているのではなく、周囲の人々や環境に包まれています

上司と直接向き合っても解決が困難な時、上司から視点を外して、周囲に目を向け、働きかける方向を変えることが役立つ場合があります。

例えば、上司にわかってもらおうと直球で挑むのではなく、変化球で勝負する方法。

別の上司や、上司の上司に伝えることで、当の上司の横から、または上から、自分のことを伝えてもらう方が、当の上司も耳を傾けやすい場合があります。

あるいは、あなたと同じ思いを持っている同僚と話をして気持ちを共有し、「私個人の意見ではない」ことを確認してから、上司や他の上司に複数の意見として投げかけていく方法もあります。

職場以外の居場所や時間にも目を向ける

さらに視点を広げて、職場以外に自分が過ごす居場所や時間のことを考えてみましょう

1日は24時間なので、1週間は168時間。

フルタイム勤務を週に40時間とすると、職場にいる時間は1週間の4分の1未満。

つまり、およそ4分の3は、職場以外で過ごしている時間なのです。

その職場以外の時間を、今よりもっと「いい時間だなー」と感じながら過ごせる方法はないでしょうか?

自分にとっての「いい時間」を探す、増やす

今のあなたにとっての『いい時間』は、どんな時ですか?

「好きな動画やドラマを見ながら、好きなお菓子を食べる」

「朝の通勤途中、コンビニで買ったコーヒーを飲みながらラジオを聞く」

「寝る前のストレッチ」「お散歩」・・・

何でもいいので、できるところから、『いい時間』をもう少し増やせるように工夫してみませんか?

何をしたら良いかわからない時には、周りの人に、質問してみるのもおすすめです。

皆さん「えー」と言いながらも、ちょっとほぐれた表情でお話してくれることと思います。

仕事以外の時間を満喫し、「いい表情」で職場に向かう

ピリピリした雰囲気の人がいると、周りにもその緊張感が伝わっていきます。

反対に、おおらかな笑顔の人がいると、周りにもその安心感が伝わっていきます。

人は、意識しないうちに、言葉にならない「空気感」のようなものを醸し出しており、多かれ少なかれ、お互いの状態を伝え合っているものです。

苦手な上司に人柄を変えてほしいと考えても、なかなか難しいでしょう。

でも、その上司以外の10分の9の人々が、みんな笑顔でいい雰囲気を出していたら、その上司も知らずと表情がゆるみやすくなり、付き合いにくさの程度が薄まっていく可能性はあります

まずは第一歩として、あなた自身が、おいしく食べて、寝て、生活を楽しむことから、始められると良いですね。

人に話を聴いてもらって、視野を広げ、視点を変える

以上、「合わない上司との付き合い方」のポイントを、前編と後編に分けて、2回にわたってご紹介しました。

冷静な時に読むと「それはそうだよね」という当たり前のことばかりかもしれません。

でも、とかく人間関係の悩みは、直面している時には冷静にとらえられず、視野が狭くなって悪循環にハマりやすいものです。

頭痛、食欲不振、睡眠の乱れなどの体の症状が表れる前に、早めに切り換えるためには、人に話を聴いてもらうことが有効です。

「身近に話せる人がいない」「誰かの悪口を周りの人に言いたくない」など、なかなか話ができない場合には、ぜひ専門家への相談をご利用ください。

職場内または職場外に、相談できる専門家が配置されている場合もありますので、調べてみると良いでしょう。(Joinのウェブサイトの、「EAP(従業員支援プログラム)」の説明をご参照ください)

また、自治体ごとに無料で専門家に相談できるシステムが設けられている場合もあります。対面だけでなく、メールやオンラインなど、相談しやすい工夫がなされています。

※神奈川県の場合→ 神奈川労働センター「働く人のメンタル相談」

※東京都の場合→ 東京都労働相談情報センター

体の不調が出ている時には、無理をしない

また、既に体の不調が表れている場合には、「現状のままでは耐えがたい」という体からのサインと考えられます。

休みを取る、職場内のしかるべき部署に相談するなど、何らかの変化を起こす必要があるでしょう。

時には戦線を離脱し、逃げることが、自分の心身といのちを守るために必要な場合もあるのです。

Joinでは、職場の人間関係の悩みの解決や、自分自身の得意を見つけて発揮していく方法を見つけるお手伝いなどを行っていますどうぞお気軽にご相談ください。

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